当社では、技術の向上を目的として、毎年1つの研究テーマを取り上げ、そのテーマにおける『最高の段ボール』を開発する取り組みを行っています。
2016年のテーマは、A式段ボール箱(図1)の密閉性向上でした。
A式箱は、経済性に優れているため最も多く流通している段ボール箱の形状です。
しかし構造上、上下のフラップ(ふた)部分にスリット(切れ込み)があるために隙間が生じ、これを密封するにはテープ等による封緘が必要となります。
そこで、フラップ部の設計を(図2)のように変更し、フラップを折り畳むことで、スリットの無いA式箱に改良したのが2016年版最高の段ボール『侵入防止加工済みBOX』です。
従来のA式箱と比べ、高い気密性が確保でき、これにより異物混入防止、防塵・防虫効果が期待できます。
また、シートの使用面積が図1A式箱作成時とほほ同じと、経済性も維持しています。
(図1)
(図2)
2016年版『最高の段ボール』侵入防止加工済みBOX
以上