東京コンテナ工業株式会社

TCK WAY Vol.3 東京コンテナ工業の生い立ち

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Vol.3東京コンテナ工業の生い立ち

TCK WAY vol.3では、1950年3月23日の東京製袋創業から1979年4月7日に現在の東京コンテナ工業が誕生するまでをご紹介します。
東京コンテナ工業の始祖、東京製袋㈱は1950年3月23日に群馬県高崎市に設立されました。ここから66年の歴史が始まります。東京製袋は、文字通りセメント袋に代表されるクラフト袋の生産により、朝鮮戦争の特需を受けて順調に成長しました。一方、1952年10月6日、東京王子の地に誕生したのが高崎紙工業㈱で、創業者は高崎三興の一、高崎製紙㈱の社長を務めた黑崎義平です。高崎紙工業㈱は、当時木箱に替わる梱包資材として台頭してきた段ボール箱の製造を手掛け、政府の森林資源対策を追い風として急速に業績を伸ばしました。

東京紙工場王子工場

【1960年代頃の東京紙工場王子工場】

1955年4月、東京製袋㈱が高崎紙工業㈱を吸収する形で合併し、商号を東京紙工業㈱に変更しました。製袋事業と段ボール事業、2つの柱により成長しましたが、その後製袋事業が不振に陥り、1966年に高崎工場を日本マタイに譲渡し製袋事業からは撤退、段ボール事業に特化することとなりました。
1964年3月17日、埼玉県岩槻市に東京段ボール㈱が設立されました。この段ボール製造工場が、現在の東京コンテナ工業埼玉工場です。その後、1969年8月に商号を東京コンテナ工業㈱に変更し、1970年7月には東京紙工業㈱と合併しました。
1971年4月16日、現在の茨城県つくばみらい市に誕生したのが東洋コンテナ工業㈱、現東京コンテナ工業茨城工場です。直後の1973年に勃発した第4次中東戦争によるオイルショックの波は、物価高騰と物不足となって日本にも襲い掛かりました。この時起こった社会現象がいわゆるトイレットペーパー騒動です。しかし、この紙不足が業界にとっての神風となり、劇的な収益改善をみることとなりました。そして、翌1974年4月、東洋コンテナ工業は東京コンテナ工業と合併し、現在の東京コンテ工業㈱が誕生しました。   (終)

東京製袋設立~1974年東京コンテナ工業誕生 【東京製袋設立~1974年東京コンテナ工業誕生】

黑崎義平

【黑崎義平】

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