東京コンテナ工業株式会社

ベトナムインターン生活紀行Vol.4

前回の記事で触れましたが、ベトナムではとにかくバイクが多いです。
そのドライバーの多くはマスクを着けています。
また、歩いている人でもマスクを着けている人がいます。
ただ、日本で一般的な使い捨てのマスクのようなものではなく、ちゃんとした布で作ってあり、デザインの施されたものを付けている人が多いです。
(定期的に洗濯して使っています)

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日本ではあまり見かけない光景なので、バイクの量と同じく
日本人が驚くポイントなのではないかと思います。
街のバイク用品店などではヘルメット等と同じく売られていますが、このマスクはベトナム特有のものとして、お土産屋さんでも売られるようになっています。

Vol.V004_02人々がこのようなマスクを付けているのは、それだけ排気ガスの排出量が多く、大気汚染が深刻なためです。
近年、中国でPM2.5等の粒子状物質による大気汚染が深刻になって話題になっていますが、ベトナムでもそのような環境問題が悪化しています。

原因としては工場や火力発電所等からの排ガスによるものもありますが、都市部のバイクの交通量が多い地域での大気汚染はバイクによるものが大きいです。
街を走るバイクは日本の有名なバイクメーカーのものも多く、新しいものもあり、そういったものは排ガス性能もよいのですが、多くは数年前から十数年前のバイクを使っている人がほとんどです。
中には何十年前のバイクかというぐらいボロボロのバイクに乗っている人もいます。

ベトナムでのバイクの販売価格は日本のそれと大きな差はありません。
最低賃金が月額100ドル程度、平均賃金が月額150ドル程度のベトナム人にとって、バイクは非常に高い買い物なので、自然と大事に、長く使うようになってきているのでしょう。
それだけ物を大事に長く使う習慣があるのは良いことですが、環境問題についてはそういった習慣が悪影響を及ぼすこともあります。

おそらくベトナム人の多くに環境問題に対する認識があまりないということも原因なのでしょう。
今まで工業的発展が遅れていた分、工業による公害問題に対する意識が薄いことも確かです。
現在、日本や韓国、香港、シンガポール等、多くの外資が入ってきて開発が進められています。
日本のような先進国はただ投資するだけではなく、その経験や技術を活かし、発展途上国へ対して環境保護に対する注意や指導も行っていかなければならないのでしょう。

文責:小嶋