美粧段ボール
これまでの段ボールの機能や目的は「包む」「保護する」という最も基本的なこの2点で満たされてきました。しかし、あらゆるものの情報的価値が見直される中で、パッケージもまたそのクオリティを問われ要求も高まってきています。
また、同時に近年「地球環境保護」「循環型社会の構築」「容器包装リサイクル法の制定」など環境保護に対する取り組みが重要視されています。中身の商品よりも先に消費者の目に触れる段ボールは、消費者意識をしっかりと捉え、それに訴えかけるものでなくてはなりません。
このような時代の要望に正面から応えようとするものが東京コンテナ工業株式会社のシリーズです。
ライト
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ライトは、一般段ボールをベースに美粧印刷を施し、光沢ニスで仕上げます。
環境面
ライトの材料は、一般段ボールです。全く普通の段ボールと同じリサイクルが出来ます。
ライトで使用するのは、水性(フレキソ)インキと光沢(OP)ニス。
このため、溶剤インキを使用するグラビア印刷や油性インキを使うオフセット印刷に比べて環境面で優れています。
コート
美粧段ボールの中心はコート。
多くの企業で、すでに環境負荷の軽い材料の使用や再生利用、再資源化等をコンセプトに環境適合資材の調達が実施されており(グリーン購買)、この流れは一層勢いが強まることが予想されます。
この要請に、高品質・ローコストでお応えするのがコートです。
環境面
コートは、水性(フレキソ)インキを使用して印刷されます。
このため、溶剤インキを使用するグラビア印刷や油性インキを使うオフセット印刷に比べ環境面で優れています。
コートは、無塩素漂白(TCF=トータル・クロリン・フリー)パルプを使用した原紙を使っているため、塩素による環境負荷はゼロです。
コスト面
1.一般の製箱機による製造
コートは、一般の段ボールケースの製造工程と全く同じ工程で製造されます。
オフセット印刷-合紙のような手間のかかる工程を要さないため加工コストが抑えられます。
また印版代も、他の印刷方式による場合より安くなっています。
2.小ロット製造も可能
コートは、コルゲートによる貼合が可能なロット数であれば製造が出来ます。
プレプリント
プレプリントは、商品そのものを写真に近いイメージで印刷する高線数印刷による段ボール。オフセットやグラビア印刷に対抗できる品質を低コストで提供できます。
特長
1. 高い印刷精度
全ての原紙に印刷網線数120線で印刷が可能です。
これにより、より写真に近いイメージで印刷する事が可能になっています。
オフセットやグラビア印刷の場合、原紙表面の滑らかなコート原紙を使用しますが、プレプリントでは表面の粗い一般原紙でも印刷が可能です。
2. 優れた経済性
巻き取り方式のため、段目発生が少なく、強度劣化もないためライナの薄もの化が図れます。
合紙工程が不要なため加工コストが抑えられます。
環境面
グラビアの溶剤インキ、オフセットの油性インキと違い水性インキを使用するため環境負荷が軽くなっています。
原材料の削減が図れ、省資源・省エネとなりCO2の削減ともなります。
「容器包装リサイクル法」の適用外となります。
コスト面
ラップラウンドや組箱などでは貼合後、印刷工程を経ずに抜き工程となります。加工コストが低減するだけでなく納期短縮も図れます。
バリューカラー
バリューカラーは、金・銀・メタリック・パールの4色を基本にした高輝度のベタ印刷の段ボールです。
バリューカラーは、無塩素漂白ライナを使用しています。消却処分のアルミ箔や蒸着と違い、フレキソ印刷方式ですので100%古紙リサイクルが可能です。
特長
1.加工の組み合わせで、様々な使用方法が可能
バリューカラーは、超光沢加工やエンボス加工と組み合わせることで、贈答用など、高級感が求められるケースに最適です。
2.小ロットへの対応
バリューカラーは、シート印刷も可能ですので小ロット(100枚単位)の印刷ができます。
環境面
バリューカラーは、無塩素漂白ライナーが使われ、水性のフレキソインキを使用しているので「容器包装リサイクル法」「ISO14001」などグリーン購買へ問題なく対応できます。